かみうちの巻 1294
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2009/09/16 [No.2022]

丸ハシの仕込み・・・弐
現在、主流である「巣鷹」(野生生活には至らないので獲物を知らぬの意)の訓練においては、諏訪流でも獲物を教える意味は有ります。この場合は「丸ハシ・・・状態にして獲らせる」と言っています。
巣鷹の場合はハトでさえ怖がらせる可能性が有りますので、十分に「肉色/しし」を下げる必要(下げすぎももちろんダメですが・・・)があります。
また、掛からないからと言ってしつこく見せる(やらせようとする)のも怖がらせるだけで逆効果で最悪です。
「丸ハシ状態」で獲物を教えるのは、網掛の場合等でも、大物に掛からない(自然では獲りやすいものを獲っているので、キジ等の大物をターゲットとしていない個体も多くいます・・・と聞いています)等を修正する場合にも使われます。この場合も十分に肉色を下げておきます。
教える場合はたっぷり食わせ「獲ったら喰える」を十分に教えます。特に兄(オス)の場合、「苦労して獲ったのに、喰わせて貰えない」と、「行かなくなる」のが明白です。そんなことも解らない(鷹が)ほど狂わしてしまって(鷹を)いれば、話にはなりませんが・・・・これは以後続いていく野仕込み(実猟)においても同じ(特にオスは)です。

中国系オオタカの「旋/つむじ」の塒の状態・・・ほぼ終わっています。この子は2003年生まれですが、以前塒中に翼を骨折しているので、今後使うつもりはありません。


2009/09/15 [No.2021]

丸ハシの仕込み・・・壱
吉田氏のオオタカ「白峰/しらみね」は、丸ハシの仕込みを行ったそうです。

丸ハシとは生きたハトを丸ハシ杭にて地面に固定し、鷹に獲らせて、喰わせる技術です。
これはよく「獲物を教える技術」と紹介されますが、網掛を主流とする諏訪流では違った意味を持っています。網掛では野生生活をしていた鷹ということになりますので、当然活きた獲物を獲っていた訳で、獲物(活餌・ハト)は知っています。また、ハトは野生生活でも「良く狙うサイズの鳥」なので「行かないサイズの鳥」ではありません。ですので、活餌を教える意味は無く、「鷹匠の拳」から獲物を狙う(狙わせる・行きたい時に行ける)ように仕向ける効果(ホゴシの一環)と、獲った後に鷹匠が据え上げに近づく事を許容するようにする為に行われます。この時(特に据え上げ)の細かな技術がかなり有りますが、据え上げが雑だと鷹は不信感を覚え、獲物を持ち出しするようになったりし、小型の獲物(コガモ・コジュケイ以下のサイズ)は狙えない鷹になったりします。

ましてや拳で獲物を持ち、鷹がそこへぶら下がるような据え上げは最悪です!!

また、据え上げが下手だと、獲物はボロボロ、グズグズになったりするので、昔なら献上する獲物にはなりえなかったでしょう。

・・・続く

白峰は、巣鷹(ハンドレアード個体)でありながら羽襖をついていません。お行儀が良いと言えますが、巣鷹としてはよそよそしいとも言えます。「いったん出た羽襖が訓練によって直った」が良いのです。まだ訓練初期なのである程度はしょうがないのですが、「懐け」が甘いわけです。
また、訓練が進んでてもこれだと手の内に入ってないとも言えます。もちろん絶対ではりませんし、価値観の問題もありましょうが・・・


2009/09/14 [No.2020]

「炎/ほむら」の塒
オオタカとG×Bスパに時間を取られ、なかなか訓練を始められない・・・結局、2年間放っといたジア×レッドネイプドシャヒーン オスの炎!!
現在、塒はほぼ終わり、今年は出動の機会が訪れるのか!?

吉田氏とW氏のオオタカは忍縄付きの渡りで餌合子を教えている段階。吉田氏の鳥は反応がパリッとしないそうです。拳へ向かってスタートしても拳から逸れたりするとのこと。W氏の鳥はルアーへの反応は良いが、人がちらつくと気が逸れて、跳ねることも・・・
2人ともチラッと下げた方が良さげ・・・このような状態でも鷹小屋内のアグレッションは増大しているそうです。


2009/09/13 [No.2019]

たまらん
本日は赤堀氏とK氏に手伝ってもらい、秋恒例の合鴨の水揚げです。
田んぼの一角にある合鴨の非難小屋から、40羽を水揚げしてきました。またこの小屋背が低いので、中では座っての作業。中の地面は傾斜が有りウェーダーを穿いた足首には負担がかかる。また、中での網のとり回しが悪く、半分水場になっている為とにかくグチャグチャ!!クソ交じりのドロが顔を含めたあちこちに飛びまくり、目にまで入る始末。コンタクトレンズを着けた目は異物が入るとすごく痛いし・・・コンタクトレンズ入れを忘れたので、折角持ってきたメガネに替えることが出来ず・・・
そんなこんなで箱詰めできたが、帰りの車の中もまた最悪!!

「この臭い、たまらん!!」


2009/09/12 [No.2018]

伊藤氏悩む
夕方、伊藤氏が来店・・・オオタカの訓練状況を聞いた。かなり巣鷹っぽさが出て手こずっている様子。
まぁ、ハリスホークの扱いやすい一面だけが印象に残っていて、違いに戸惑っているといった所だろうか・・・

「自分の一生のうちこんなに悩んだ事はない」との事!!

私は海外の鷹匠がなぜハリスホークを使っているのという質問に対し・・・

「鷹の事を気にせず狩りができるから!!」

・・・と答えてくれた事を思い出します。

※九十九の塒・・・繁殖用の個体なので今後は使うつもりはないのですが・・・塒はほぼ終わっています。


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