2009/09/03 [No.2009]
ペアレントレアード個体
「ハンドレアード個体」に対して、両親(もしくは片親)が育てたものがペアレントレアード個体(特に飼育下個体)。親個体に刷り込みが入った個体です・・と言うか自然な個体達なので、特に「親に刷り込みが・・・」とかはあまり言いません。繁殖について言えば、オスとメスを良い環境(これはかなり広い意味です)で飼えば、自然繁殖する可能性がある(高い)と言えます。もちろん相性も有るので簡単では有りません。逆に人工授精には向きません。ですので、強制的に精子を取る。強制的に精子を挿入しなければ、人工授精は出来ません。猛禽類(特に通常の種)では現在、強制的な人工授精は主流ではありません。
よく言う「網掛/あがけ」は野生生活(自活)を始めた、もしくは、・・・している個体で、当然ながら両親が育てたものなので、両親に刷り込みが入っています。ただ、ロシアやウズベキスタン等からワイルド個体として輸入されていた個体等は、ほとんどが巣鷹で網掛かどうかは解らないのが普通です。また巣鷹は「巣鷹と想像できる(かなり断定できる)」が、網掛かどうかは「網掛じゃないか?」程度で多くの場合がすれた巣鷹と思われる個体が混じり、断定できないことが有り得ます。
「網掛」に対し「巣鷹」とは巣から捕ってきた鷹(ヒナ)のことで、インプリントとは限りません。一般に刷り込みが入るのは7〜14日程度と言われ、それ以降に捕られた(小屋の巣から取りだした)鷹(ヒナ)も巣鷹ですが人に刷り込みが入らないことが多いものです。つまり孵化してから巣立ちまでに捕獲されたものは巣鷹。しかし、刷り込みの期間があるので巣鷹でも刷り込みは人に入らず、同種に入るケースもあるのです。また中途半端な時期の場合どちらにも入らないケースもありえると言うことなのです。 さらに「巣回り」と言う段階もあります。巣立ちはしたが、自活はしていない個体のことで、狩りの経験は無いが態度は「鷹」と言う状態です。網掛よりは馴れやすい(悪い所が少しまし)が巣鷹の悪い所は出にくいと言う所なのですが、逆に言えば巣鷹に求める良い所も網掛に求めるの良いところも無いとも言えます。
・・・続く??
据え回し中の吉田氏のオオタカの様子。
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