2008/07/17 [No.1467]
「塒/とや」・・・霞の壱
霞の尾羽は昨シーズンのカモ狩りへの酷使の結果、ボロボロ、しかも羽軸が筋肉の中で折れている始末。中には炎症と見られるものも・・・ かなり心配はしたものの、はっきり言ってどうしようも・・・ない。よくお客さんからも相談はされるのだが、塒の時期の遅いだの、変に抜けただの、ブラットフェザーだの・・・ しかし、どうしようもないのだ。早めるために副腎皮質ホルモンとか、尾羽を切ると抵抗がなくなり早く変わるだの・・・は、あるにはあるが、自然の成り行きに任せるしかないのが現実としては多いと言える。できる事は栄養をたっぷり取らせて、ストレスをかけない、無用に騒がせない・・・事だけであろう。 ちなみに霞の場合、肉の中で抜けた尾羽の羽軸は、ボールペンのキャップのようなのが、幾つか転がっていた。また、研修会直後に抜けた鈴付は発情中に新しいのが1本だけ出て来てしまったために、発情のイライラがストレスとなったのであろう、ストレスマークが入り・・・しばらくして折れてしまった。これについては羽軸がある程度残っている(弱い事は想像されるが・・・)ので、最初から継ぎ羽をする事になった。 まだ、残り全部綺麗に変わるかどうかは分らないが・・・少し、心配が希望に・・・・
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