2008/03/10 [No.1334]
暇に任せて・・・
久々に餌合子・丸鳩入れに根付を付けたりしました。 放鷹協会々員と当店のお客さん以外では、日本古来の伝統的な道具であるにも拘らず・・・使われる方が少なく、少し残念に思います。
丸鳩入れ「まるばといれ」とは、本来一閑張りまたは生革に漆を塗って作られた餌入れ。叩くとコンコンと音がします。この音は、餌合子への導入にも役に立っています。ハトの首を取り、胸の皮をはぎ、肉を露出させた丸鳩を入れて持ち歩きました。口餌籠と違い、口餌の出し入れがし易い事から練習時に良く使われます。
餌合子「えごうし/えごし」はオオタカの仕込みに使われた日本伝統の道具です。木製で漆塗りの小判型のエサ入れで、一閑張りまたは生革に漆を塗った餌合子覆いに入れて運びます。用途としては蓋と器を叩いて(カスタネットのように)音(クラッキング効果)をたててタカを呼びます。拳の上でタカが足を出したり、飛んできた勢いのままエサをひったくるような行為の矯正にも使われます。私自身はオオタカ・ハリスホーク・ミナミハイタカの仕込みでは非常に効果がありました。
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