2023/10/19 [No.7553]
「大緒/おおお」
これは正式な「大緒」です。 宮内省で見てきたものを完コピのつもり!? 「足革」のついた鷹を「架」に繋ぐ紐(海外ではリーシュ)です。 絹製の組み紐で両端に「房/ふさ」(糸芯で縒り房)が付きます。 二つ折りにし、真ん中(折り目)に「モトオシ/もとおし」(縒り戻し/宮内省では鋼製)が付き、「モトオシ」には鹿革製の「小槌緒/こづちお」が付きます。 「小槌緒」にはいろいろな結び方(各名称)がありますが、宮内省では結び目がスリムな(簡単な結び方?)もので名称は不明(聞いたはずだけど知らんと言われた?はず/波多野鷹師は知ってる?)です。 また、モトオシの付く前後には緒(組み紐部分)を保護するための「大緒覆い革/おおおおおいがわ」と「又革/またがわ」が付きます。
結び方を勉強するんですが・・・ 「大緒」は地面に落として(つける)はならず、また首に掛けるのはNG(花見先生がハッキリとダメだと言われたと聞いています)なので、「架」に繋ぐ時は苦労します。 「据え回し」時には、輪っかにして「鞢/エガケ」で持つか、「袂/たもと」に入れるようにと言われています。
宮内省で花見先生が使っていた「大緒」は朱色です。 「小槌緒」「大緒覆い革」「又革」は、いぶし革が使われています。 もちろん、時代や流派、藩などによって色、長さなどもいろいろあります。
|