2021/10/31 [No.6819]
鷹匠補研修会 6
昨日に引き続き実技の研修会となります。 振替、渡り、ルアーによる振鳩、緊急時用の鳩の準備(通称:エマバト)などを・・・・ 餌合子や呼餌の扱いや、鳩にかんざしをしたり、忍縄の巻き方なども・・・・
餌合子については、私が日本放鷹協会へ入会した時点では、ちゃんと使っている(少なくともオオタカでは)会員(先輩含め)は、居ませんでした。 なので餌合子は私が「復活させた」と(餌合子その物ではなく、使う技術の話です)言っても言い過ぎ・・・・では、ないと思います。 もちろん、先輩諸氏も努力はされたんだと思いますが、そもそも餌合子を持っていない、手に入れても調教している鷹の調教段階にタイミング的に適切ではなかったりとかあったんだと思います。 先輩である波多野鷹匠も私が使い始めてしばらくは懐疑的だったと言えます。 その後は、現在までに河童で1000個近く販売しました。 ですので、今では・・・当たり前に使われる(少なくとも認識はされている)伝統的な道具(持っているだけの方も居るかもですが・・・)になったのではありますが・・・ ただ、ハリスホークでは当たり前のように使えても、オオタカで使いこなしている人は案外少ないのでは!?・・・と、協会内でも多くはないと思います。 私の言う「餌合子を使いこなす」は、実猟時に獲物を獲り損なった時でも餌合子ですんなり戻るレベルかと言う話です。 もちろん、必ず・・・とまでは、言いません。 概ね戻る、戻せる・・・で、トラブル時までは・・・・ こう言うとこは、オオタカとハリスホークでは難易度が大きく違うと、私は思いますので・・・・ もちろん、雉猟で肉色を上げて・・・とか、調教の段階において・・・とか、そう言う調整や時期もないとは言いません。
花見先生は、餌合子のみで鳩なんか持っていって無かったようだと聞いています。 私達も基本なにかあった時の保険としてルアーや鳩を持って行くのは、マナー! またテレメやGPSをつけるのも保険であり頼り過ぎれば、鷹の良し悪しや、自分で探す能力が身につきません。
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