2010/01/24 [No.2175]
生と死と・・・2
通称「ウンコキジ」で遠藤鷹匠+ホワイティと私+霞で狩りを始めました。狙い通り藪からホワイティにキジを出してもらい霞を羽合せて、追い詰める。そこから追い返しで2度目の羽合せ。霞とキジは河川敷を上流に数百メーター追っていき、視界から消えました。 鈴の音を頼りに探していたんですが見つからず、受信機を取り出し探すのですが、電波が不安定。 辺りを見渡すと対岸と言うか、橋の上のを含めカラスが騒いでいる。
「まさか、対岸!?」
「だとすると水面のカモに行って、獲れずに対岸に渡ったか?」
車を取りに戻ろうかとするとなんとなく胸騒ぎ!?
振り返ると150〜200m程(後で車のトリップメーターで橋を渡り確認)の水面に浮いている霞を発見!!
ここからは遠藤鷹匠とパニック状態!!
遠藤鷹匠「なんで?」
「おそらくカモに突っ込んだんだ!でも獲れなきゃ水面には落ちんだろ!!」
遠藤鷹匠「獲ってんのかなぁ?」
「いや、掴んで放したか、惜しい突込みをしたのでは!?」
遠藤鷹匠「どうやって据上げる?」
「どうしよう?」
遠藤鷹匠が「僕が泳いで連れてきます」
「いや、なんかあったら、鷹どこじゃない」
遠藤鷹匠「ホワイティに連れてこさせます」
その間に餌合子や笛、ルアーを振るなど試みる。霞もこちらに気づき泳いでくるが、なにしろ150〜200mの距離を泳ぎきれるか?羽毛が水を含めば浮力を失い沈むのでは!?体力が持つのか? でも、霞はがんばっています。
霞は泳いでは休み、泳いでは休み、また緩やかな流れに身を任せながら、徐々に近づいてきます。どれだけの時間が経ったか分かりませんが、もう少しのところまで来ました。
遠藤鷹匠も「ここで沈みそうなら、僕が泳ぎます」
そうこうしている内に霞はどんどんこちらに近づいてきます。まただんだん力強く泳いでいるようにさえ見えます。そしてなんとか拳の届くところまで泳ぎ着きました。拳を差し出すと上手く上がれず、少しすくうような感じになりましたが、なんとか拳に上がりました。その後はすぐに口餌を齧らせながら車に戻りましたが、その間、霞はガタガタ震えています。 車に戻りヒーターを全開にして乾かし体温の回復を図りましたが、この後の管理も気をつけないとと、かなり心配です。
こんなことが起きるのですね!?
遠藤鷹匠は「僕ならあの水面に鳥が居るとは思わない。僕一人の場合なら気づかなかっただろう。」
本当になにが起こるかわかりません。
今までもいろいろ起きました。 でも霞はちゃんと生きています。 これって非常に大事なことだと私は思います。 もちろん今後も死ぬような何かが起こる可能性は大いにあります。しかし、その危険をどう避けるか、どう避けれる精神状態の鳥を作るかを、私は考えています。
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