かみうちの巻 1220
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2009/10/30 [No.2074]

人馴らし・・・弐
今日は移動動物園アクティブの竹内氏御一家がハリスホークとメンフクロウの爪嘴に訪れた。
ついでにアメリカオオタカの飛ぶところを見てもらった。こちらとしても人馴らし、昨日は1人、今日は3人で子供も居るし・・・良い訓練になりました。


2009/10/29 [No.2073]

人馴らし・・・据え回しをサボリ気味なので・・・
肉色はさらに上がって・・・昨日の鈴板付け直しもあってチョイ不機嫌!!
K氏が来たので人馴らしかたがた見ててもらいました。はじめは気にしていましたが、そこはまぁ・・・

具体的にはすぐ近くでも降りるのを考える。その後は近いと逸れる。だんだん平気になり、最後はアメリカオオタカ・・・・50m弱離れて私が呼ぶ・・・K氏がすぐ後方(鷹の進行方向に重なる位置)で望遠レンズ付きのカメラで写真撮影!!と言った感じです。


2009/10/28 [No.2072]

鈴板
本来、諏訪流では鈴板は鯉のエラを加工したものが使われる。スズキのエラは良くなくて・・・と聞いています。
他にベッコウや象牙なんて材料もあるが、今では発信機を取り付ける金具を装着する為、私はプラスチック板を加工している。今まではそれで問題はなかったのだが、今日は違った。アメリカオオタカの訓練中と言うか、最後の振鳩(ルアーでの)でなんとなく変な感じ・・・その時は無視したのだが(ここでチェックするゆとりと言うか、気配りが要るのです・・・ホントは!!)、忍縄を巻き、据えて戻る最中に発信機を取ろうとすると・・・ない!?よく見ると発信機を取り付ける金具の上で鈴板がポッキリ折れていた。
受信機で探して発信機は拾ったのだが・・・

結局、一工夫加えて今さっき新しいのを作りました!!とりあえず、大丈夫かと・・・・


2009/10/27 [No.2071]

「肉色/しし」
少し上がり気味・・・昨日は後半反応が悪かったので、晒して様子を見る。まぁ、昨日は調教のいろいろでエサの量が多めだったので・・・なんですが・・・

ちなみに、肉色とは筋肉の付き具合を言います。
その状態を観察することを・・・

「肉色を見る」とか「取り肉色」と言います。

この時使う言葉としては、ほとんどの人が「肉色当て」と言っているが(ちなみに私も数年前まで間違って使っていた)、これは間違い・・・・「肉色当て」は違う意味です。

今日は朝から水浴びをさせて、晒しました。


2009/10/26 [No.2070]

「振替/ふりかえ」
振替とは鷹匠の拳から鷹匠の拳へ渡らせる技術です。放鷹協会の鷹匠認定試験の内容にもなっています。
諏訪流では「振替/ふりかえ」と呼んでいますが、私の聞いた限りではこの言葉(呼称、技術名)も他流派にはなく「人と人との渡り」と呼んでいました。

諏訪流では・・・
「鷹匠とは、お殿様や天皇が使う鷹を作る仕事だから、他人が扱える鷹を作らなければならない。」

だから、振替は重要であると教えられています。しかし、これがまた厄介で下手な相手と行うと逆効果・・・下手な人とやる時は1〜2回食べきりサイズのエサで短い距離に済ませるべきです。タイミングや口餌の見せ方(餌合子の扱い)で、悪癖となります。
うちでもかみさんが下手なうちは様子を見る程度にし、遠藤鷹匠が来た時等の機会にここぞとばかり行います。・・・で、最終的に誰のとこへでもなのですが・・・・ある程度訓練が進んだ鷹でも、扱いが下手だと足を出すようになったり、行かなくなったり、据えが下手だと据えられるのも嫌がります。
据前に馴れる事は良い事ですが、それだけでは困るのです。通常、鷹は据前(訓練者、飼育者)以外を嫌う傾向になるので、この訓練は行われます。また、訓練時の服装などを変えるのも必要です。

「私にだけ馴れている。」
「家族は良いのだが・・・」
「主人を見分けてる。」
「私にしか来ない。」

・・・は振替を行いましょう。

ちなみに据前に良く馴れることを良く言った言葉は・・・

「据前千人力/すえまえせんにんりき」

まぁ、以上の理由で、小雨の中・・・今日はかみさんと振替を何回か行いました。


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