2021/12/04 [No.6853]
さておき
いろいろ言う人いるんですが、鷹匠は鷹を良い状態にするのが仕事です! それ以外のなにものでもない!! 網掛だろうが、巣鷹だろうが、第三者(昔であれば、雇い主)が、良い鷹と思うかどうかであって、流派の違いなんて、あまり意味はなく、良い鷹を作るためのアプローチに違いがあるだけだと思います。 良い鷹を作れずに、なにを言っても恥ずかしいだけです。
私は自分の思う「丸い鷹」を目指して、出来る事をしてるだけ・・・・ 私は面倒くさがりだし、根気もあるんだか、ないんだか・・・でも、結果として毎年鳥を作り、経験させて・・・はいます。
・・・それだけ、なんですが・・・・・
現在は「動物愛護的にどうなんだ!」ってことは重要で、オリンピックの近代五種から、一競技者の行為がきっかけで(以前からなにやらあったかまでは私は知りません)馬術競技がなくなる現実は、無視できないと思います。 なので、事故の起きない道具、より起きにくい道具を使ったりする努力をしなければならず、結果的に伝統的な道具を使わなかったりします。 ですが、伝統的な道具がどうであったか、またちゃんと使って必要な場合に再現、後世に伝えることが出来るようにしていかなければならないと考えます。
NPO法人日本放鷹協会では、そういった考えを波多野鷹匠を中心に鷹匠達が後輩たちに伝える努力をしています。 後輩たちが育ってナンボ・・・なんです!
また鷹の道具は、鷹匠自身が作る道具はたかが知れています。 ですが、職人に作ってもらえない・・・など、諸事情で作るハメになるものもあります。 鷹を調教する上で支障があるなら、作らざるおえないってことです。 私自身もかぶれながらも漆を塗ったりしました。 そのせいで、かみさんはとばっちり・・・ でも、鷹匠は道具作りの職人じゃありませんから、作れなきゃならないってこともない・・・・
まぁ、そんなこんなで私自身も自分が考える、理想とする、鷹匠を目指してます。
なんてね・・・・
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