2020/07/29 [No.6353]
据え/据える/据え回し
鷹の仕込みで重要な「据え」ですが、時間、または行う内容により・・・据えとつく名称としては「夜据/よずえ」「架据/ほこずえ」「軒据/のきずえ」「町据/まちずえ」「朝据/あさずえ」「野据/のずえ」「夕据/ゆうずえ」とあります。 ですが、飛ばしていて拳から離れている時以外、つまり拳にいる時はすべて据えていることになります。
果たしてなんのためにするにでしょう!?
「据前/すえまえ」(担当者、飼い主)に馴れてもらう。 当たり前で、大きな目的かと思います。 据前としては嫌われたくはないし、嫌われてては、仕込めません。
次の目的としては環境に慣らす。 鷹はいつもの場所で良くとも、場所が変わると反応が悪くなったりします。 据えていて、遭遇する場面、例えば、近づいてくる人や車など、鷹にとって怖いと思えることが多ければ、多いほど、飛ばした時にコントロール出来なくなることが起きえます。 ですので、怖いと思うものをなくす、減らす目的で据えながら口餌を掛けるなどし、慣らします。
「腹の入れ替え」の為!
ちなみに仕込みの時間を変えることも、反応が変わることがあります。 小鷹の場合は、大きく時間を遅らせたりすると、低血糖を起こし死なせることもありえます。 ですので、据えると言うか、仕込みの時間は同じ時間に! 変える場合は、少しずつ変える。 大きく変える場合は、仕込みの調整を行います。
諏訪流での基本の据えとしては、拳を縦というより、じゃっかん斜めにし、腕から拳まで一直線にし水平に保ちます。 腕の上げ下げ時にも水平を保ちます。 一番良くないのは、腕を捻ること、木の枝は回転しませんから・・・・ 花見先生の時代には、拳に湯呑みを乗せて練習したり、鷹の前には鳩で練習したそうです。
諏訪流ではありませんが、吉田流にはわざと拳を揺らす「神輿据え/みこしずえ」と言う据え方もあります。 これは、鷹を据えて馬に乗ったり、あまり上手でないお殿様に据えて頂く時などに、鷹が嫌がらないようにしておくためとも言われています。
また他国などでは腹の入れ替えを強制的にするために、わざと落ち着かせないよう、揺らしたり、捻ったりしたりすることもあるようです。
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